このメディアは、株式会社豊国エコソリューションズの監修・取材協力のもとZenken株式会社が制作・運用しています。
清水建設と北海道大学の共同研究プロジェクトで開発が進められているDACコートは、コンクリートに塗るだけで二酸化炭素(CO2)を吸収・固定化することで削減し、鉄筋の腐食も抑制する画期的な技術です。この技術の実用化は、建築業界の二酸化炭素(CO2)削減に大きなインパクトを与えるとともに、持続可能な社会の実現に貢献することが期待されます。
CO2吸収材の活用: 北海道大学の研究チームは、二酸化炭素(CO2)を吸収する性質を持つアミン化合物に着目しました。このアミン化合物を主成分とする塗料をコンクリート表面に塗布することで、空気中の二酸化炭素(CO2)を積極的に吸収し、コンクリート内部に固定化します。
鉄筋腐食抑制効果: アミン化合物には、鉄筋とコンクリートの間に保護膜を形成し、鉄筋の腐食を抑制する効果も期待できます。
2026年の実用化を目指し、現在も研究開発が進められています。実用化されれば、建築業界における二酸化炭素(CO2)削減に革命をもたらし、持続可能な社会の実現に大きく貢献することが期待されています。この技術は、建築業界だけでなく、都市全体の二酸化炭素(CO2)削減にも貢献できる可能性を秘めています。
DACコートは、太陽光発電や蓄電池などの他の再生可能エネルギー技術との連携も期待されており、より効果的なカーボンニュートラルの実現に繋がると考えられています。
パナソニック ホールディングスが研究開発を進めているペロブスカイト太陽電池は、次世代の太陽光発電を担うデバイスとして注目されています。
ペロブスカイト太陽電池の研究開発は企業によって用途や分野が異なりますが、パナソニックグループにおけるペロブスカイト太陽電池への取り組みは、大きく2つあります。
1つは応用分野として、建材としてのガラスの代替を目指すもの。 従来の建材用ガラスの形状や性質はそのままに太陽光による発電機能を付加、従来の建材と同じ形状なので、建設の際にも扱いやすいのが特徴です。
もう1つは、建材ガラスを基板にペロブスカイト層などを形成する手法に、インクジェット塗布を使用するというもの。大型テレビ向けなどの有機ELディスプレイをインクジェット塗布で製造する技術とノウハウをそのまま転用するため、低コストで量産が見込めるのが特徴です。
接続先となるパワーコンディショナーにも、既存事業を生かすことが可能です。
ペロブスカイト太陽電池を付加したガラスは、窓やバルコニーの外枠となるガラスで、透過性を高めて透光度や視界の良さを優先したタイプと、透過性を抑えて目隠し効果を出しながら、発電性能や耐久性を優先したタイプがあります。
現在、長期実証実験を行っていますが、実用サイズで世界的にも高レベルの変換効率(※)を記録しています。
米804㎠のペロブスカイトモジュールでの変換効率(18.1% 第三者機関による認証効率)
2024年夏からは、インクジェット塗布装置を使った1m級以上のガラス基板へのペロブスカイト太陽電池の試作を始めています。
引用元:豊国エコソリューションズ公式サイト(https://carbonneutral-hokoku.lp-essence.com/)
豊国エコソリューションズは、環境・エネルギー領域におけるソリューションを提案しているコンサルティング会社です。補助金・助成金を活用したコンサルティングの豊富な採択実績をはじめ、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)や排出権取引に関するサービスも提供しています。
有資格者数も多く、専門的かつ多角的なサポートを受けられるのも特徴。カーボンニュートラル分野での実績が豊富で、顧客のニーズを踏まえた提案を行っています。
豊国エコソリューションズは、省エネに関する補助金を活用した事業において、高い採択率・採択数の実績を有しています。補助事業の採択率は、2016年〜2020年9月の実績で94%を実現。提案した事業のほとんどが採択されています。一方、採択数も2011年〜2020年9月の累計で563件を数えるなど、豊富な実績を有しています。
※設備更新や補助金活用、再エネ導入検討、運用改善、SBT認証取得、製品・サービスのLCA実施などについて簡易的なアドバイスを行っています。