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化学プラント

このメディアは、株式会社豊国エコソリューションズの監修・取材協力のもとZenken株式会社が制作・運用しています。

目次

化学産業は、二酸化炭素排出量が特に多い産業の一つで、地球温暖化にも大きな影響を及ぼしています。一方でカーボンニュートラルへの取り組みも積極的で、CO2削減だけでなくリサイクル技術の開発・研究も盛んです。ここでは、化学産業におけるカーボンニュートラルの課題や動向、取り組み事例をご紹介します。

化学産業におけるカーボンニュートラルの課題・動向

化学産業におけるカーボンニュートラル

日本において、化学産業は鉄鋼業に次いで二酸化炭素を排出しています。2020年には、全産業が排出する二酸化炭素の15%(5,450万トン)を化学産業が占めていました。そのため、業界全体でのカーボンニュートラルへのシフトが求められているのです。

一方、化学産業は業界規模でカーボンニュートラルの取り組みを推進しています。

ケミカルリサイクルを始め、さまざまな取り組みを行っています。化学産業は、今後時間をかけて業界全体の脱炭素化を進めていくと考えられます。

参照元:【PDF】経済産業省公式HP(https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/green_innovation/energy_structure/pdf/013_04_00.pdf)

環境省モデル事業事例

ここからは、化学メーカー「リマテックホールディングス」の環境省モデル事業の事例をご紹介します。

参照元:【PDF】環境省公式HP(https://www.env.go.jp/content/000114657.pdf)

概要

リマテックホールディングスは、廃油や廃棄物を原料にした再生燃料(RF)を製造しているメーカーです。脱炭素経営を通して、持続可能な社会の実現への貢献を目指しています。

モデル事業の内容

リマテックホールディングスでは、環境省モデル事業を通じて中長期的な二酸化炭素削減目標を策定しました。具体的には、SBT目標を達成するためにRF製造工場の省エネ化や、再エネ電源への切り替えなどを検討したそうです。

排出量

リマテックホールディングスの場合、Scope1は廃棄物輸送時に使うトラックなどの軽油消費が大半を占めていることが分かりました。また、Scope2はRF製造工場の電力消費が大半を占めていたそうです。

目標設定

リマテックホールディングスでは、2030年までに二酸化炭素排出量を30%削減(2018年比)という目標を掲げています。2018年に環境省が実施した中小企業向けSBTへ参加し、認定も取得しているようです。

削減に向けた取組み内容

二酸化炭素削減目標を達成するために、リマテックホールディングスでは以下の取り組みを検討・実施しました。

エネルギー転換や省エネ対策など、さまざまな取り組みを推進しています。

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豊国エコソリューションズ公式サイト

引用元:豊国エコソリューションズ公式サイト(https://carbonneutral-hokoku.lp-essence.com/)

豊国エコソリューションズは、環境・エネルギー領域におけるソリューションを提案しているコンサルティング会社です。補助金・助成金を活用したコンサルティングの豊富な採択実績をはじめ、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)や排出権取引に関するサービスも提供しています。
有資格者数も多く、専門的かつ多角的なサポートを受けられるのも特徴。カーボンニュートラル分野での実績が豊富で、顧客のニーズを踏まえた提案を行っています。

豊国エコソリューションズは、省エネに関する補助金を活用した事業において、高い採択率・採択数の実績を有しています。補助事業の採択率は、2016年〜2020年9月の実績で94%を実現。提案した事業のほとんどが採択されています。一方、採択数も2011年〜2020年9月の累計で563件を数えるなど、豊富な実績を有しています。

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