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基本的な進め方

このメディアは、株式会社豊国エコソリューションズの監修・取材協力のもとZenken株式会社が制作・運用しています。

目次

中小企業がカーボンニュートラルに向けて取り組む際には、ステップを一段ずつ上がりながら着実に進めていく必要があります。環境省がまとめた「温室効果ガス排出削減等指針に沿った取組のすすめ~中小事業者版~(※)」の脱炭素化の取組の進め方・ポイントの全6ステップについて、ステップごとにどんなことを実施すべきかをまとめます。

STEP0:脱炭素化に向けた意識醸成・体制整備

カーボンニュートラルに向けた意識づくりのため、国の方針や具体的な取り組みの内容を把握します。環境省のサイト「脱炭素ポータル」などが参考になります。その上で、脱炭素化に向けた検討・実行のための体制づくりをします。人員が必要数に足りない場合は、外部の支援サービスなどを活用すると良いでしょう。

STEP1:事業に影響を与える気候変動関連リスク・機会の把握

気候変動により自社の事業がどんな影響を受けるのかについて、脱炭素化に取り組まないことによるリスクも含めて正しい理解をしておきます。理解することで、企業の長期的な成長と持続可能性を確保するための適切な対策を講じることに繋がります。

脱炭素化への取り組みが遅れた場合のリスクには、製品の競争力低下や取引先からの契約打ち切り、炭素税導入時の新たなコストの発生やエネルギー価格高騰によるコスト増などが考えられます。

STEP2:排出実態の把握

STEP3:削減目標の設定/削減対策の検討/削減計画の策定

STEP4:削減対策の実行

削減対策のため新たに設備を導入する場合は、利用可能な性能水準やコスト水準等が記載されている環境省のリストを参考に選定します。実行のために必要な資金を確保するため、活用可能な補助制度や資金調達方法を把握することも重要です。

STEP5:STEP1~4に係る情報開示

気候変動に対応した経営戦略や脱炭素化への目標策定といった情報開示を求める流れが強まっており、中小企業も例外ではありません。中小企業向けのSBTなど既存のイニシアチブの枠組みの活用も、訴求方法として効果的です。

まとめ

上記が、カーボンニュートラルに向けた取り組みの一般的なステップの進め方ですが、業種や業態、製品などによって適した取り組み方法は個々に変わります。より自社に合った方法で効率的にカーボンニュートラルを進めるためには、コンサルタントの支援を受けることをお勧めします。

このサイトでは「カーボンニュートラルに関する、よくあるお悩み」や「コンサルティング会社で支援してもらえること」についてまとめています。 カーボンニュートラルの実現に向けて、次の一手に悩んでいる方はぜひご参考ください。

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引用元:豊国エコソリューションズ公式サイト(https://carbonneutral-hokoku.lp-essence.com/)

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豊国エコソリューションズは、省エネに関する補助金を活用した事業において、高い採択率・採択数の実績を有しています。補助事業の採択率は、2016年〜2020年9月の実績で94%を実現。提案した事業のほとんどが採択されています。一方、採択数も2011年〜2020年9月の累計で563件を数えるなど、豊富な実績を有しています。

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