このメディアは、株式会社豊国エコソリューションズの監修・取材協力のもとZenken株式会社が制作・運用しています。
日本政府が掲げる2050年のカーボンニュートラルの実現という目標の達成には、中小企業の脱炭素への取り組みを進めることも重要です。しかし、経営上の余力が少ない中小企業にとって、脱炭素経営に舵を切ることは決してハードルが低いとは言えません。中小企業のカーボンニュートラルの取り組みでは、どんなことが課題になるでしょうか。
東京商工会議所の調査によると、中小企業の半数以上(56.5%※)が、脱炭素に取り組むハードルとして「マンパワー、ノウハウの不足」を挙げています。人員が限られている中小企業で、通常業務と並行してカーボンニュートラルの取り組みを進めるのは厳しいと考えられます。また、専門的な知識を持ち、経験も豊富な人材を新たに獲得するのも容易ではありません。
脱炭素経営には、大きな初期投資が必要です。例えば、太陽光発電などの再生可能エネルギーや都市ガスなどの環境負荷の低いエネルギーへの転換、高効率設備への更新、電動自動車の導入など、省エネ設備や省CO2設備の導入コストが必要になります。カーボンニュートラルへの取り組みには資金不足も高いハードルとなります。
脱炭素経営に取り組んだとしても、効果は数字に明確に現れるものではありません。コスト低減やブランディングなども含めた長期的な取り組みができるかが課題ですが、中小企業の経営者にとって、メリットが見えにくいことは取り組みへのハードルを上げてしまいます。
中小企業がカーボンニュートラルに向けて取り組む方法は多岐に及びます。まず何を取り組むべきか悩んでいる場合は、地方自治体や商工会議所の相談窓口を利用したり、イベントやセミナーに参加するなどして、まずは情報収集するのが良いでしょう。
脱炭素経営のためには、一定の初期投資は避けられませんが、経営に大きな悪影響を及ぼしてしまっては本末転倒になってしまいます。
初期投資を抑えるためには、補助金を活用するのが一つの手です。国や自治体が、省エネや脱炭素に対する補助金を制度化しているほか、専門人材の不足に対応するための補助金制度もあります。補助金の活用には、ノウハウを持っているコンサルタントに早めに相談するのが有効です。
脱炭素経営への取り組みに消極的な企業は、気候変動を始めとする社会的な課題に関心が高い層からの共感を呼びにくくなります。意欲のある有能な人材を集められなければ、企業の持続可能性に影響が出かねません。また従業員のモチベーションにも関わる事態となります。人材獲得力を高め、従業員にも能力を発揮してもらうためにも脱炭素経営の取り組みは欠かせません。
人材獲得には、脱炭素経営を行っている企業であることをアピールすることで間接的に寄与します。
カーボンニュートラルへの取り組みは、自社の競争力の強化につながります。グローバル企業を中心に、サプライチェーン全体のCO2削減を求める動きが強まっており、競合企業の中での優位性を保つためには脱炭素経営の取り組みは欠かせないものとなっています。脱炭素に対する専門性の高いコンサルタントへ相談することをおすすめします。
本サイト監修・豊国エコソリューションズでは、現状把握から企業のCO2排出量見える化、脱炭素化に向けた現状把握、脱炭素手法の検討、脱炭素化基本計画(ロードマップ)の策定、設備更新支援(補助事業活用)までワンストップで対応しています。CO2削減の実現や各種認証取得、補助金受給額の最大化を見据えた無料の省エネ診断を実施しています。
監修企業・豊国エコソリューションズに聞きました
ここでは、本メディアの監修企業である株式会社豊国エコソリューションズに、カーボンニュートラルの経営への影響について回答してもらいました。
影響はプラスとマイナスの両面があります。短期と中長期で見え方が変わるので、両方を理解しておくことが大事です。
短期のマイナス:初期投資の負担と、推進担当者の業務負荷が増えます。推進担当者の業務時間を月数十時間程度確保する必要が出る場合もあります。
中期のプラス:エネルギーコストの削減。高効率設備への更新で電気・燃料費が10~30%削減されるケースも多く、3~8年で投資回収できる場合があります。
長期のプラス:取引機会の維持・拡大、人材獲得力の向上、金融機関からの評価向上。これらは数字には出にくいものの、企業の「選ばれる力」を底上げします。
「コストがかかる」だけで判断すると、取り組みの価値を過小評価しがちです。「やる場合・やらない場合」のシナリオを、それぞれ5年・10年単位で比較するのが、経営判断としては適切です。当社では、補助金活用を前提とした投資シミュレーションをご提供しており、判断材料として活用いただいています。
「取り組まないことのリスク」は、ここ2~3年で急速に大きくなっています。中小企業にとって特に深刻なのは以下の4つです。
取引機会の喪失。大手企業はサプライチェーン全体、つまりScope3の削減目標達成のため、サプライヤーに排出量データの提出と削減計画を求めるようになっています。回答できない企業から、対応できる企業に取引を切り替える動きも出ています。
金融機関の融資条件の悪化。サステナビリティ・リンク・ローンが普及し、CO2削減目標を持っている企業ほど好条件で資金調達しやすい流れになっています。逆に対応が遅れた企業は、相対的に金利が上がる可能性があります。
人材獲得力の低下。気候変動への関心が高い若年層ほど、環境配慮の姿勢で就職先を選ぶ傾向が強まっています。新卒採用や若手の定着で不利になるおそれがあります。
炭素税・カーボンプライシングによるコスト増。CO2排出量に応じて負担を求める制度はすでに導入されており、対応が遅れると、燃料費、電気代、物流費、原材料費などの上昇を受けやすくなり、利益率を圧迫するおそれがあります。
「義務化されてから動けばいい」という考え方は、取引先からの要請ベースで考えると現実的ではありません。義務化を待たず、取引先や金融機関の動きに合わせて準備するのが、リスクを抑える順序です。
あります。「目に見える効果」と「目に見えにくい効果」の両方で考えてください。
エネルギーコストの直接削減。LED化、空調・コンプレッサーの高効率化、運用改善を組み合わせると、電気代・燃料費を年間10~30%削減できる場合があります。年間1億円のエネルギーコストがかかっている企業なら、1,000万~3,000万円の削減効果が見込めます。
補助金による投資の実質負担軽減。省エネ補助金・GX関連補助金を活用すれば、投資額の1/3~1/2が補助されることがあります。当社の補助金活用支援では、採択率94%(2016年〜2020年9月実績)の実績があります。
取引先評価・金融機関評価の向上。直接の数字には出にくいものの、新規取引の獲得、既存取引の維持、低利融資の獲得という形で経営に効いてきます。
設備老朽化リスクの回避。更新時期を迎えた設備をどうせ更新するなら、高効率機を選ぶ。これだけで「補助金+脱炭素+設備リスク低減」の3点を同時に取りに行けます。
「カーボンニュートラル投資」を別予算で考えるのではなく、「設備更新計画の中に脱炭素を組み込む」という発想に切り替えると、回収の見え方が変わります。
影響は確実に出ています。すでに以下のような変化が起きています。
大手企業からのサプライヤーアンケート。上場大手企業の多くが、サプライヤーに対してCO2排出量の開示と削減目標の提示を求めています。回答内容が次年度の取引判断に影響することもあります。
金融機関のサステナブルファイナンス。メガバンク・地銀ともに、CO2削減目標と紐づいた融資商品を拡充しています。CO2削減実績がある企業ほど、金利優遇や融資枠拡大の対象になりやすくなっています。
公共調達での評価。一部の自治体・独法では、入札評価でCO2削減への取り組みが加点項目になっています。今後、この動きは広がる可能性があります。
「数字には現れない」と言われがちですが、実際には商談・融資・入札の場面で具体的な評価項目として登場するようになっています。「うちは中小だから関係ない」と判断するのではなく、自社の主要取引先・金融機関が何を求めているかを直接確認することから始めてください。当社では、取引先ヒアリングへの対応支援も含めて相談できます。
引用元:豊国エコソリューションズ公式サイト(https://carbonneutral-hokoku.lp-essence.com/)
豊国エコソリューションズは、環境・エネルギー領域におけるソリューションを提案しているコンサルティング会社です。補助金・助成金を活用したコンサルティングの豊富な採択実績をはじめ、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)や排出権取引に関するサービスも提供しています。
有資格者数も多く、専門的かつ多角的なサポートを受けられるのも特徴。カーボンニュートラル分野での実績が豊富で、顧客のニーズを踏まえた提案を行っています。
豊国エコソリューションズは、省エネに関する補助金を活用した事業において、高い採択率・採択数の実績を有しています。補助事業の採択率は、2016年〜2020年9月の実績で94%を実現。提案した事業のほとんどが採択されています。一方、採択数も2011年〜2020年9月の累計で563件を数えるなど、豊富な実績を有しています。
※設備更新や補助金活用、再エネ導入検討、運用改善、SBT認証取得、製品・サービスのLCA実施などについて簡易的なアドバイスを行っています。